嵐 JUN STYLE 薬丸裕英 BL小説
「普通はそうだろうっ!」。
指の長い、掌の少し厚いその手は、脇腹をこすり、胸へ伸び、小さな突起を押しつぶすようにしてその辺りを這いまわった。幸也は目を丸くして、陸の肩口から顔を起こした。
「い……」。先刻、自分が言われたのと同じ言葉を告げる沖田の声は、本人は気づいていないが恋人に対する想いが溢れている。コートの前が開いている。「さて。どんな風に愛して差し上げようか」。「うるさいなぁ。明日だ、明日」。優しいキスだけではない。「舌…」。
「ところで……これからのことなんだが」。「ドジだなぁ。先生、なにやってんの?」。「無理。そっちは無理だ」。「だから、そんなの見りゃわかるって」。
「俺より年上だから、お兄ちゃんだろ?」。真は誠巳を抱いていた腕を離し、そっぽを向いて煙草に火を点けた。「判ったろ?俺の気持ち。お前は何も気にしなくていい。俺が一生養ってやる」。男同士の気楽さで、村上は全裸を見られる恥ずかしさは感じなかったが、一服して落ち着いてくると、改めて今の状況の不自然さが気になりだした。へなへなとその場にしゃがみ込んでしまった。広司は、ノソノソと後ろからついてくる友紀宗を一瞥すると、そんなことを思った。
ボーイズラブ小説作品紹介
脚本家希望の裕也は、カメラマンの真樹雄と出会った瞬間恋に落ち、その日のうちに情熱的に身体を重ねる。翌日から、容易い破局の予感に怯える裕也。しかしそこには、彼の不安を包み込む真樹雄の存在があった……。恋を重ね合う一週間の物語。
タイトル:ロマンティックな七日間
著 者 名:剛しいら
レーベル:もえぎ文庫
発 行 元:ごじらん堂本舗
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薬丸裕英の最新関連情報
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